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blog by M.Maeda

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息も出来ない

息もできない。

韓国の映画です。
「息もできない」という一言に、なんかすべてが表現されている気がする。辛くて、愛にあふれている、だからこそ苦しい。笑っている、救いはないけれど。

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精神

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紀伊國屋書店
¥ 3,559
(2010-07-24)
コメント:精神病院の観察映画

 本当にちょっとしたきっかけ。たった一滴の水がコップから水があふれさせるかのように。

作品のなかで精神を患う「当事者」のおじいさんが言っていた。
「当事者と健常者の線引きを、健常者のほうからしてしまうこともあれば、当事者のほうからしてしまうこともある。けれど、100%完璧な健常者などいない。みんなどこかに欠けた部分を持っていて、お互いにそれを補っていければいいと思うんだ。」
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写らなかった戦後 ヒロシマの嘘

福島 菊次郎
現代人文社
¥ 1,995
(2003-07)
コメント:衝撃作。

 孤高のフォトジャーナリスト、福島菊次郎さんが見た原爆投下後の広島に生きる人びとのストーリー。被写体一人一人との関わりが、濃密すぎる程濃密で、だからこそ刺さる写真たち。その一つ一つのストーリを読むたびに、そんな人生があったと知ることがすごく苦しい。福島さんも被写体も、どこにも逃げ道をつくらない。刺し違える覚悟で正面から向き合っていることが、伝わってくる。
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もの食う人々

 クロアチアの、無人になった村でたった一人で暮らす老婆の話が、ふとした時に思い出される。

ユーゴスラビア連合軍による攻撃で死んでしまった夫、義理の息子の記憶。村にいたセルビア人と「鎖でつながったみたいに」仲良く暮らした記憶。今もセルビア人武装勢力の攻撃があり、村人はみんな疎開した。幸せだった記憶と圧倒的な孤独のなかで、著者が次の日も来てくれることを期待しながらレザンツェをつくる老婆の話。


その他、ダッカの残飯、人肉、ジュゴンの歯の粉末、チェルノブイリの食卓・・・ものを食う、という生き物としての最も基本的な行為から「人間」を見る。
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パール判事 東京裁判批判と絶対平和主義

パール判事―東京裁判批判と絶対平和主義
パール判事―東京裁判批判と絶対平和主義
中島 岳志


戦争中に日本がしたことを正当化することに時に利用され、曲解され続けるパールの判決書。
「人」としてのパールの思想と、彼が膨大な量の判決書で何を訴えたのか、その後の日本、戦犯となった人たちとの関わりについて書かれているのだが、筆者がある一定の主張をパール判決書を通して論じているわけではないので、素直に読みやすい。

パールの主張は一貫していて、哲学的でもある。
「みなさんは、次の事実を隠すことはできない。それはかつてみなさんが、戦争という手段を取ったという事実である。」
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ダライラマ自伝

ダライ・ラマ自伝 (文春文庫)
ダライ・ラマ自伝 (文春文庫)
ダライラマ


幼い頃ダライラマとして見出され、以降チベット仏教の生き仏として、政治的指導者としての彼の経験を綴る自伝。

宗教家として、チベットの政治的精神的指導者として、中国によるチベット侵攻、それに伴うインドへの亡命など、チベットで何が起こったのか描かれている。今まさにチベットで起こっていることの、根の深さを伝えている。
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単一民族神話の起源ー「日本人」の自画像の系譜

単一民族神話の起源―「日本人」の自画像の系譜
単一民族神話の起源―「日本人」の自画像の系譜
小熊 英二


「民族」というカテゴリーの曖昧さ。
それ故に、都合よく解釈され、そしてその解釈に自ら縛られる。
“ある人びとを、文明に遅れた非合理な野蛮人とみなすことと、文明に毒されていない神秘的な自然人とみなすことは、一見正反対のようでいて、じつは、相手が文明人たる自分たちを肯定するための野蛮人であってほしいか、それとも批判するための自然人であってほしいかの」ちがいにすぎないことがある。”

「日本民族」と呼ばれるものの定義が、いかに歴史的社会学的に変遷を経てきたか。




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